「紙があるなら何を書こう」におこしいただきありがとうございます。運営者サーチです。
今回は「円高」について書いていきたいと思います。
今年は3月から急速な円売りが進み7月後半には1ドル139円を超える円安がおこりました。
1ドル139円は約24年ぶりといいます。
しかし7月28日に事態が急変します…。
今回
円安が進んでるけど円高の声も多く聞くようになった理由は?
今後、円高になっていくの?
私たちにとって損するの?得するの?
そういった悩みに対しフォーカスしていきたいと思います。
円安が円高に戻りだした!?
今年、米国ではインフレ退治のため金利の引き上げを実施しています。反対に日本では金融緩和の姿勢を一切崩さず米国と日本の金利差が拡大するばかりでした。そこで円は売られ金利と高いドルを買う人が増えドルの価値が高くなってしまったのが今回の円安です。
そして7月度のFOMCでは0.75%の利上げを決定。さらなる金利差拡大で円安が進むと思われましたが
大きくドルの価値は下落。円安だった1ドル139円が1ドル132円50銭(7月30日は133円)と円の価値が急速に上がりました。
なぜ円高に傾向に?
気になるのはどうして利上げが決定されてもドルが売られてしまったのでしょうか?
それは7月27日に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の会見でこんな発言がありました。
次回9月の会合では「異例の大きさの利上げが適切になるかもしれないが、決定はそれまでに得られるデータ次第だ。」
今までインフレを退治するために景気を多少犠牲にしてでも断固利上げを行うという考えから「データ次第だ」という少し柔らかいトーンに変わったんですね
そこから利上げが徐々に縮小されていき利上げが止まるのではと言う見方が強まったわけですね。
さらに28日のNY市場で発表された米4―6月期のGDP(国内総生産)成長率が前期に続き2四半期連続のマイナスとなりました。GDPは国の経済規模を測るための指標の一つです。GDP連続マイナスが米国景気後退への懸念として市場で高まったことがさらなるドル売りにつながったと考えられます。
円保有がいいのか?ドル保有が良いのか?
とはいえ今後、このまま円高に進むとも言い切れません。さらなる円安に転じる可能性もありますし、円高になっていくかもしれません。判断が難しいですし絶対に当たる予測も存在はしないでしょう。
しかし乱高下が激しい現在は下手に手を出すのは得策ではないのではないと考えます。
先ほど貼り付けた記事には円安のリスクにおいて資金の分散が必要と伝えました。長期的に為替リスクを考え、定額定期的にに円をドルに換金している方は継続でアリかとは思います。
しかし資金分散をしていない方は手は出さずしばらく様子見と言ったところでしょう。
これからどのような動きを見せるのか。注目しておく必要がありそうです。