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なぜ円安になったのか背景を解説。円安リスクとリスク回避方法も紹介

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紙があるなら何を書こうにお越しいただきありがとうございます。

今回のテーマは「円安」についてです。

今、日本円の価値が暴落し1ドル=130円に差しかかる直前です。

日本円の価値が安いから「円安」と呼ぶのは授業で習いましたが

今回はさらに踏み込んで

何故、今「円安」が急速に進んでいるのか。

「円安」で我々の生活にどんな影響があるのか。

「円安」リスクを軽減できないか。

を調べていきたいと思います。

ちなみに私は米国株式を投資していて、ドルで利益を得ますが日本円での換算を見たとき

額が跳ね上がっていました。

反対に米国株を購入しようにも日本円で購入しようとすると「円安」だとリスクを増すので

なかなか手が出せないでいます。

そこで「円安」のことも無視できなくなった、今ブログに載せようと思った次第です。

目次

何故、今「円安」が急速に進んでいるのか。

現在、円安は1ドル130円直前でこれほどの円安は20年ぶりとなっています。

この驚異的な円安加速の理由は何でしょう?

アメリカの金利引き上げ

まずドルを通貨とするアメリカである出来事がおきました。

アメリカが金利を引き上げたのです。果たしてなぜ?

アメリカでは物価がどんどん上がっています。物を買おうにも商品が高い状況になっているということです。

これをインフレといいます。

欧米ではコロナで感染者は出ているもののマスクを外して日本より早く経済を本格的に活性化させようとしました。

その結果、さまざまな商品の需要が増したのです。

多くの人々がモノを欲しがる状況になったわけですね。

しかし、人出不足がまだ解消されておらず供給が追い付いていないのです。

つまり少ない数のモノを多くの人が欲しがる状況になり少ないモノの価値が上がった。

つまり価格が上がったということです。

そのインフレを抑えるために金利を引き上げたのです。

しかし勘違いしてはいけないのがインフレは悪ではないということ。

むしろどの国も緩やかなインフレを目指しています。

モノがでれば売れる状態ですから好景気であるということになります。

そしてモノの値段が緩やかに上がればそのモノを売っている企業も儲かります。

すると企業に勤めている従業員も給料が上がります。

良い循環が出来上がるわけです。

しかしアメリカで起きたインフレは急激なインフレであり、「急激」というのは事態が変わってきます。

国民の給料上昇ペースがモノの価値上昇に追い付かないのです。

そこでアメリカでは金利を引き上げて企業にお金を借りにくい状況を作り

経済を少し落ち着かせようとしているのが狙いです。

日本とアメリカで金利差があった場合

そこで金融緩和を続け金利を上げない日本金利を上げたアメリカ

人々はこの国家間の状況を見たとき

金利が高い国の通貨を買いたい」と考えます。

銀行でお金を預ける際も金利が高い銀行のほうがいいと考えるのと一緒です。

銀行を選ぶとき金利が高い銀行のほうが魅力があると考えますよね。当然の反応だと思います。

そこで「ドル買ったほうが得だ」ということでアメリカのドルを買う人が増えるわけですね。

そうすると

円を売られた日本円の価値は下落し、

金利を上げたアメリカ通貨のドルが買われドルの価値が上昇。

これが「ドル高、円安」になった背景となります。

ちなみにアメリカは長期的に金利を上げると発表し、日本では金利を上げない方針なので「ドル高、円安」はさらに進行するといわれています。

金利を上げない日本

気になるのはなぜ日本が金利を上げないのか。

これは日本が金利を上げたくても「上げられない」といわれています。

先にも言った通り金利を上げるのは物価の上昇と膨らみすぎた景気を抑制するためです。

しかし日本では物価が上がらないため企業も儲からない、結果従業員の給料も上がらないと

悪循環(デフレ)が起こっています。

そこで金利を上げてしまうと悪循環をさらに促進してしまう可能性があるのです。

さらにロシアのウクライナ侵攻をはじめとした国際情勢の不安定さから原材料の価格が上昇。

日本では賃金や需要の上昇はないのに、モノの価格だけが上がるという何とも大変な状況を迎えています。

円安になった今、我々の生活に影響はあるか。

さて、円安になった今我々にはどんな影響があるか。

物価上昇

円安とは円の価値がなくなってきているので1ドル110円で買えたモノが120円にも130円にも買うのに必要となってしまいます。つまり日本が海外から輸入したものがいつも多くの値段を払わなければいかなくなり、そのモノを我々が買うときもいつもより高い値段を払わないといけなくなります。

実際、さまざまな大企業が値上げを実施しなくてはいけなくなり、そのさまざまな企業の代表が日本の急激な円安を警戒しているコメントも出しています。

雇用環境の悪化

しかし反対に海外で輸出する際は円安はメリットなのです。

資源を仕入れ付加価値をつけて海外輸出する経済スタイルの日本はむしろ円安を歓迎しています。

今までと同じ日本の商品をアメリカに輸出しアメリカ国内で例えば1ドルで販売しているとすれば、いつもより儲かります。

1ドル売れればいつもなら日本円で110円。しかし円安であれば1ドル120円、130円の利益が出るわけですから。

なので輸出国の日本はむしろ長い間、円安傾向を維持してきたのです。

そこで長年の円安がある問題を生み出しました。円安による資源輸入のコストが増加した企業が、生産拠点を海外に移していくケースが増加したのです。結果国内で生産する企業は減少。

労働者の雇用環境が失われます。雇用がなくなれば労働者の所得も減少。そして消費も冷え込み国内企業の収益が大きな打撃を受けることになります。

この急激な円安でさらに雇用環境が悪くなる可能性があるのです。

円安リスクで考えること

さて、我々の生活にも悪影響がある円安ですがどうすればいいのでしょうか。

このまま、円安が進めばさらに日本円の価値が下がりモノの価格が上がります。

しかし我々多くの日本人は日本円を一番多く保有していると思います。日本の通貨ですから当然です。

我々のリスクを減らすには資金を分散するということではないでしょうか。

たとえば「円安」がさらに上昇する可能性がある今、日本円をドルとして換金しておき保有する。

そうすれば「ドル高、円安」がさらに進んでも、ドルを保有しておけば日本円に換金してお金を増やすことができます。

反対に「円高」になってもいいように日本円は日本円のままドルに換金しないで置いておく。

ドルや海外通貨と日本円を分散して2つ以上の通貨を資金として持っておくということですね。

実際、冒頭でも言いましたが私は米国株を保有しています。

もし利益を確定すると米国株なのでドルで支払われます。そのドルは今価値が高いので日本円に換金するとさらに利益が膨らむということになるのです。

「円安」「円高」両方のメリット、デメリットを理解し今後の備えを考えていくことが大切なことだと

私は思います。

今回のブログもご参考までに。

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